皮膚がんの症状

皮膚がんは、大きく3つの種類に分けることができます。「基底細胞がん」「有棘細胞がん 」「悪性黒色腫(メラノーマ)」です。皮膚がんの種類により、がん細胞が発症する場所や病状が異なってきます。

皮膚がんの症状

基底細胞がんは、表皮の最下層である基底層の細胞が悪性化する皮膚がんです。皮膚がんの中では、発症率が高くなっています。40〜60歳の男女に発症することが多く、基底細胞がんの約80%は頭や顔にあらわれます。

肌の色が黒や黒褐色、紅色、白色などの変化があります。初期の段階では、ほとんどの人がホクロと勘違いしてしまう病気です。数年をかけ、大きな腫瘤となり、さらに進行していくと中心部がへこみ潰瘍となります。通常は痛みや痒みなどの病状はありません。

有棘細胞がんは、表皮の中間層の有棘層から発症する病気です。比較的大きく紅色をした皮膚が、ふぞろいに盛り上がります。潰瘍とともなって出血し、さらに大きくなるとカリフラワーのような形状になります。有棘細胞がんは高齢者に多い皮膚がんで 嫌な臭いを伴うことが大きな特徴です。

悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚がんの中でも1番注意が必要です。1〜2年の短期間に皮膚の変化があらわれます。一般的に肌が薄い褐色や黒色に変化し、色素斑の境界線がギザギザとなり均一性がありません。

また、ホクロと違って硬くなることも特徴です。爪にメラノーマが発生した場合は、爪に黒色の縦状の筋があらわれ、半年から1年の短時間に、色が濃くなり、筋も幅も広くなります。さらに病気が進行すると、爪が割れる場合もあります。

皮膚がんイメージ

皮膚がんの診断

皮膚がんは、胃がんや肺がんなどの臓器のがんとは違い、体の表面に異常があらわれる病気です。そのため、皮膚の専門医であれば視診によって、皮膚がんの可能性があるかどうか、ある程度は予測がつきます。

皮膚がんの診断は、患部を拡大して調べることができるデルマトスコープや、拡大した患部をモニターに映すビデオマイクロスコープを使用して調べます。これにより、皮膚がんの可能性がみられる場合は、さらに詳しい診断が必要となります。

確定診断は、局部麻酔をして幹部の組織の一部をとりのぞきます。とりのぞいた組織を顕微鏡で観察することにより、皮膚がんかどうかを判断します。皮膚がんの中で、基底細胞がん、有棘細胞がんの疑いがある場合は この方法が用いられます。

悪性黒色腫(メラノーマ)は、患部にメスを入れることにより、がん細胞が散らばってしまい転移する危険性があります。そのため、メラノーマの疑いがある場合は、患部の組織を切り取るのではなく、最初から腫瘍全体を切除します。

切除して、すぐその場で顕微鏡で調べます。検査の結果、悪性の腫瘍であることが分った場合は、さらに広い範囲を取り除く手術をします。または、4週間以内に再手術をし、広い範囲の取り除きが行われます。

メラノーマの場合は、血液中に5Sシスチニールドーパという メラニン代謝物質が増加します。5Sシスチニールドーパの量を調べることにより メラノーマか判断することができるので、血液検査が行われる場合もあります。

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